-Voice-お客様の声

「BIM化の波が来る!」
乗り遅れないための先行投資として掲載を決意

スガツネ工業株式会社

広報部

菊池美沙 氏

動機

営業担当からの説明で
BIM導入のメリットを真に理解できた

私たち「スガツネ工業株式会社」は、家具金物・建築金物・産業機器用機構部品の総合メーカーです。2020年から「BIMobject」でBIMデータの掲載を行っています。
当社は2016年頃から別のBIMコンテンツポータルサイトを利用していたのですが、実は「勧められるままとりあえずBIMデータの制作に着手してみた」という状態で・・・。ポータルサイトへの掲載自体には必要性を感じていたのですが、お恥ずかしながら、BIMの将来性や活用について完全には理解できていなかったんです。

「BIMってすごい」認識の変化が契約の理由

その後、野原グループ BIMobject の営業担当の方からお声かけいただき、世界的に有名なBIMコンテンツプラットフォーム「BIMobject」の日本版を運営されていることを知りました。その際に、BIM導入のメリットや今後国内でどのような発展が期待できるか詳しく説明いただき、改めて「BIMってすごいんだな」と重要性を真に理解することができました。

BIMobjectを選んだ理由

危機感を抱くきっかけをくれた

2020年当時は、まだ日本でBIMの導入があまり進んでいない時期でしたが、BIMobject営業担当の方から熱意ある説明を受けたことで、「今後、必ずBIM化の波が来る。普及した時に用意できてないと、当社にとって大きな損失になる」と社内でも危機感を持つことができ、先行投資すべきだと判断するに至りました。
BIMobjectが世界的にもユーザー数の多いサイトであることももちろんですが、それを運営する野原グループ株式会社さんは建築業界大手ならではのノウハウも豊富で、信頼性が高かったことも判断の後押しになりましたね。

活用

BIM推進がクライアントの高評価につながる

今となっては、4年前に導入していてよかったと実感しています。2025年からBIMでの確認申請がスタートすることを受け、建築建設業界全体のBIM化促進への意識がかなり高まっていると実感しています。こうした風潮の中で「当社にはすでにBIMデータの用意があります」と言うと、「先駆けてBIM化を推進していたんですね」とクライアント様から評価いただけることが多いんです。
また、当社は製品のBIMデータを提供する側なので、活用されるのはクライアントである設計事務所様などになりますが、「蝶番のデータは、扉を開けた時と閉じた時の2種類の動きが用意されているので、開閉の際に周りに干渉するかどうかがシミュレーションしやすい」というお声もいただいています。

ダウンロード情報を営業活動に活用

BIMobjectはサイトのユーザーによる操作やダウンロードの履歴もデータとして記録されています。ダウンロード情報と当社が把握している顧客情報が合致した場合は、担当に情報共有し営業活動に利用しています。BIMobjectのサイト上で、データをダウンロードしたユーザーに直接メッセージが送付できる機能もあるのですが、そこまではまだ手が回っていないのが現状です。社内の体制が整えばもっと活用していきたいと思っています。

効果

展示会では商談の糸口に!

展示会などで当社を知らないお客さまがいらっしゃった際、「BIMobjectに掲載しています」とお伝えすると興味を持ってくださることも多く、商談の入り口になっています。ただし、それが直接売り上げに繋がったとか、目に見える効果があったとは言えないのが正直なところです。
それはまだ、当社が扱う金物の部品のような末端部分までBIMが普及していないことも要因のひとつかもしれません。ですから、今後業界全体的にBIMが普及していけば、もっと活用の幅が広がるだろうと期待しています。ダウンロード数も徐々に増えているので満足していますね。

BIMobjectを使い続ける理由

操作性の高さとサポート体制が魅力

BIMobjectは使いやすいUI、データ分析のしやすさ、掲載する製品の情報が一括で登録できるなど、操作性の高さが魅力だと感じています。
機能が常に進化していることも素晴らしいですね。「こんな機能が欲しい」とこちらが感じるより先に、機能が追加、更新されていくので、常にストレスなく快適に使用し続けることができています。
また、BIMobject 営業担当の方には日頃からPRのお手伝いをしていただいたり、アクセスのフィードバックをいただいたりと、サポート体制も充実しているので助かっています。例えばダウンロード数が伸び悩んでいることを相談させていただいた際、「製品単体ではなく、空間そのものを提案してみては?」とアドバイスいただきました。社内にはなかった新しい視点でありながらきちんと業界に即したアイディアでしたので、「さすが建設業界に精通した野原グループさんだな」と感じましたね。システマチックな話だけではなく、業界のリアルな情報を共有していただけるのはとてもありがたいです。

今後BIMobjectに期待したいこと

ユーザーニーズ把握のため分析データを活用したい

今後の展望としては、3万点以上ある当社の商材の中から、ユーザーのニーズの高い商材を優先的にBIMデータ化し、ラインナップ拡大を図っていきたいと考えています。ダウンロード数の増加、そして売り上げに繋げるためにも、ユーザーの要望はしっかり把握しておきたいですね。今後もBIMobjectから得た分析データを活用していきたいと思います。
ユーザーからの要望があってはじめてBIMデータの拡充が実現しますので、お客様からのデータリクエストをお待ちしております。

スガツネ工業株式会社

創業90年以上の伝統と進取の気風を持った、家具金物、建築金物、産業機器機構 部品の総合メーカー。国内のみならず、ヨーロッパやアジアなど世界各地へ拠点を展開しています。市場や業界を取り巻く環境が大きく変化する中で、常に技術力を磨き、お客様に、社会に、新しい価値を提供。挑戦することを恐れない前向きさで、ジャパニーズクオリティを体現し続け、世界に「スガツネのOne&Only」を拡げています。また、世界各国の優れたハードウェアを厳選し、総代理店として輸入・販売を行い、 日本における新たな市場を創出しています。