-Voice-お客様の声

BIMデータの管理がしやすく
業務効率化の一助に

理研軽金属工業株式会社

建材ビジネスユニット営業戦略室 
BIM課

村山建至 氏、藤波友希 氏

建材ビジネスユニット営業戦略室
戦略課

齋藤真理子 氏

動機

BIM活用の具体的なビジョンを
描くことができた

【BIM課・村山 氏(以下敬称略)】
私が所属している建材ビジネスユニット営業戦略室BIM課は「建材メーカーの中で、BIM導入一番を目指していこう」という目標のもと設立され、その名の通りBIMの活用、製作に特化した部署です。

BIMobject掲載のきっかけは営業部からBIMobject 営業担当者を紹介されたことでした。会社として「もっとBIMに力を入れていこう」という意気込みはあったものの、正直なところ当時はまだ差し迫ってBIMの必要性を感じていたわけではありませんでした。ですが、BIMobject 営業担当者のご提案を聞くうちに、BIMの将来性やどういった形でデータを活用していくかという具体的なビジョンを思い描くことができ、BIMobjectに掲載することを決めました。

BIMobjectを選んだ理由

決め手は専任担当者の
手厚いサポート

【BIM課・村山】
BIMデータ掲載にあたっては他のプラットフォームとも比較し、検討させていただきました。その結果、BIMobject は日本のBIMプラットフォーム の中でも知名度が高く多くのユーザーがいること、また野原グループさんとは以前からお付き合いがあり親身に対応していただけることが決め手となり、選ばせていただきました。

実際、BIMobjectカスタマーサクセス担当者の手厚いサポートには助けられています。
元々、クライアントの要望を受け、製品のBIMデータを提供するという活動は以前から取り組んでいました。それまでは施工業者向けに、例えばボルト位置など施工に必要な情報が入ったBIMデータを用意していました。しかし、BIMobjectのユーザーは設計事務所の設計者などが多いので、掲載するデータも見た目、意匠を重視したものへとデータの方向性を変える必要がありました。150種類以上の製品を掲載するにあたり、データの作り直し作業にはかなり労力と時間がかかりましたが、BIMobject側のサポートもあって無事に達成できました。

また、当初、初回掲載時に全製品をまとめて掲載しようとしていたのですが、「製品を何回かに分けて掲載した方が、その都度、検索のトップに表示され、認知してもらいやすいですよ」とアドバイスいただきました。そういった掲載のコツも学ばせていただけたのでとてもありがたかったですね。

活用

マーケティングだけでなく
データ管理ツールとしても便利

【BIM課・村山】 
ダウンロードいただいたユーザーに一括でお礼のメールを送る機能があり、開封率なども確認できるのでマーケティングツールとしても有益です。
また、ユーザーリストを毎月エクスポートし、その情報を営業部にも共有し、ヒアリングやクロージングに活用してもらっています。そもそも「メーカーでBIM対応ができる」とお客様である設計事務所などに認識されていない場合が多いので、「弊社はBIM対応できますよ」とお伝えすると、アクティブにお引き合いを受けることができ、リピーターの獲得に繋がることもあるんです。

また、設計事務所から「この製品のBIMデータが欲しい」と問い合わせがあった際、BIMobjectのページをご案内し、ダウンロードしていただく機会も多いですね。こちらとしてもデータ送付の手間が省け、業務効率アップにも役立っています。
通常BIMデータはエクスプローラーのフォルダに保存しており、社内で設計業務を行う際も複数の製品データを引っ張ってくる作業が意外と手間なのですが、BIMobjectを利用すると 選択したデータをまとめてダウンロードできるので、データ収集がとても楽なんです。データ管理ツールとしても使い勝手がよく、助かっていますね。

ユーザー目線でも
利用しやすさを実感

【BIM課・村山】 
私たちの部署は設計もしているので、ユーザーとしてBIMobjectを利用することがあります。ユーザー目線でいえば、他のプラットフォームに比べてBIMデータが持つ情報量がかなり多く、利用しやすいですね。また、最初に登録する際の入力情報が他のサイトに比べて少なく済むので、登録のハードルが低く、使用するまでのタイムラグが少ないことはユーザーが多い理由のひとつだと思います。

【営業戦略課・齋藤さん(以下敬称略)】
マーケティングを行いたいメーカーの立場でいえば、アプローチするためのユーザー情報が少ないことはデメリットに感じてしまいますが、メーカーとユーザー、どちらの立場もわかるだけに難しいところですね。

効果

プラットホームは
多くのユーザーとの接点

【BIM課・藤波 氏(以下敬称略)】
BIMobjectのようなプラットフォームを使うメリットは、当社のホームページだけではリーチできないユーザーに当社の商品を見つけていただけるという点だと思っています。現時点ではまだ、新規のお客様獲得に繋がったというような具体的な事例はないですが、BIMobjectへの掲載を通じてお客様の認知度を上げるというミッションは達成できていると感じています。

BIMobjectを使い続ける理由

3Dデータのダウンロード環境を
整備できた

【BIM課・藤波】
それまで当社のホームページ上で2Dの図面データをダウンロードできる環境は整えてあったのですが、3Dデータまでは整備できていませんでした。 BIMobjectと契約してからは、BIMデータのダウンロードをBIMobjectのページにリンクさせることにより、ダウンロード環境を整備することができました。製品が一覧で表示され、CADやBIMなどデータ形式が選択でき、使いやすいところも満足しています。

今後BIMobjectに期待したいこと

 

【BIM課・齋藤】
これまで2Dでの設計が100%だったのが、ここ数年の間でBIMを導入している設計事務所が急激に増えてきた印象です。大手ゼネコンが完全にBIMデータでの運用を始めれば、(建築材料の)販売店にもBIMの導入が求められてくると考えています。 
弊社は先駆的にBIM対応に取り組みノウハウも蓄積できているので、近い将来BIM100%の時代になった際にはこれが生きてくるだろうと期待しています。

理研軽金属工業株式会社

「アルミのタクミ。」それは私たちの技術、製品、会社、そして一人ひとりです。 理研軽金属工業は、アルミ押出形材の生産から加工、開発、販売までを一貫して行う製造販売会社です。 開発・設計・製造の一貫体制で高品質を実現し、多種多様な製品群の品揃えにより、建築設計・デザインをサポートしています。財団法人理化学研究所の静岡工場として発足し、創立87周年を迎えた歴史ある企業です。